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幸せなサラリーマンになる方法 事業×IT=成功
ITエンジニア 大和賢一郎 ⇒ http://kenichiro-yamato.jp/
毎週日曜朝配信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2013/02/17(日)(第364号)━━
大和賢一郎です。
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管理職が余る理由(2)
前号を読む ⇒ http://kenichiro-yamato.jp/mag2back.html
・・・そのため、いちいち「使い方マニュアル」を書いているヒマがないのです。
しかも、ワードやエクセルが無かったころは、ドキュメントを書くのは手書き
なので、かなりの時間と労力が必要でした。そのため「この機械の使い方は、
あの上司しか知らない」という状況すなわち、ノウハウが管理職の頭の中に蓄積
されており、それを部下に伝授する「教育者」としての役割が求められたのです。
しかし情報化社会では、ワードやエクセルで簡単にマニュアルを作成できます。
上司の側も「自分が休んでも部下が代わりにやってくれるようにマニュアルを
書いておこう」と考えます。
さらに、業務に使う機器も特注マシンではなく、市販されているパソコンとOS。
参考書は山のように売られており、上司に教えてもらうよりグーグルやアマゾ
ンで検索したほうが早いのです。そのため、管理職の「教育者」としての出番が
減ったのです。
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大和賢一郎の
モチベーションを高める言葉
毎日更新 ⇒ http://kenichiro-yamato.jp/
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【3】伝達
同報メールが無かったころは、連絡事項を伝えるのに、全社員を一箇所に集め
る必要がありました。具体的には、朝礼などで集合させ、管理職が「伝達者」
としてスピーカーになっていたのです。
しかしITの普及で、肩書きや役職に関係なく、誰でも同報メールを関係者全
員に送信できるようになりました。
朝礼をやっても「今日は避難訓練があります。詳細はメールで送ったので各自
見ておいてください」となります。聞く側も「そんなのメールでいいじゃん、
わざわざ人を集めて口頭で話さなくても」と思います。すなわち「伝達者」と
しての管理職の役割が、メールに取って代わられたのです。
(次号につづく…)
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起業家のための、損しないIT外注テクニック
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連載:失敗しないウェブ外注(第15回)
サーバのメンテナンス費用は、業者によってピンきりなので、後悔しないように、契約前にしっかり確認しておきましょう。特に「FTPアカウントとパスワードの管理権限」はしっかり押さえておかないと、業者の言いなりになって身動きが取れなくなる危険があります。「サーバの管理=FTPの管理」といっても過言ではありません。FTPの設定内容は、ホームページの更新や追加に欠かせない重要な情報です。鍵をちゃんと握りましょう。
お客「FTPってよく見かけますが、なんですか?」
業者「ファイル転送プロトコルです」
お客「イマイチわかりません。何に使うんですか?」
業者「ホームページを公開する、ということは、ウェブサーバにhtmlファイルをアップすることです」
お客「それはなんとなく分かります。」
業者「”アップする”とは、パソコンからウェブサーバにファイルをコピーすることなんです」
お客「そのためにFTPが必要なんですか?」
業者「ええ、そしてコピー以外にも、修正や削除もFTPでやります」
お客「ホームページの記載内容を書き換えたりするのも?」
業者「FTPでやります。」
お客「なんだか難しそうだし、失敗したら怖いので、業者さんにお願いできませんか?」
業者「対応してくれる業者さんもいますが、自分でも出来るようになっておいてください。」
お客「なぜですか?」
業者「”業者がいないとFTPが出来ない”という不利な状況を作らないためです」
お客「どういう意味ですか?」
業者「FTPを使うためには、アカウントとパスワードが必要です」
お客「面倒ですね。パスワードとか”設定無し”にできないのですか?」
業者「それはもっとも危険な行為です」
お客「キケン!?」
業者「他人のホームページにイタズラしたいと思ったことは?」
お客「ありますね。ライバルのサイトとか削除したり、書き換えたりできたらいいのに、なんてね。」
業者「FTPは、ウェブサーバのファイルを削除したり、修正したりできます」
お客「だから?」
業者「パスワードを設定しておかないと、アカウントがバレたら終わりですよ」
お客「”終わり”って?」
業者「あなたのホームページを敵視している”悪意ある誰か”の餌食になります。」
お客「やっぱりパスワードをしっかり設定しておきます。怖いので。」
業者「そうですね、できるだけ第三者に推測されない内容を、自分で管理しましょう」
お客「パスワードさえ知られなければ、絶対に消されることはないですよね?」
業者「はい、無いです。ゆえにキケンなのです。」
お客「意味が分かりません。」
業者「FTPのアカウントとパスワードの管理が面倒なので、すべて業者に丸投げしたとします。」
お客「それで?」
業者「あなたはホームページの運営者でありながら、パスワードを知らないので、自分でFTPできません。」
お客「業者にお願いすればいいだけですよね?」
業者「それは裏を返せば”業者がいないと更新できない”ことになります」
お客「べつにいいんじゃないですか?」
業者「もしあなたが、将来的に業者へ不満を抱き、他の業者に乗り換えたいと思ったら?」
お客「今の業者からFTPのアカウントとパスワードを聞いて、新しい業者に・・・」
業者「そこで重要なのが”FTPのアカウントとパスワードの譲渡”に関する規約です」
お客「それってなんですか?」
業者「お客を手放したくない業者が、簡単にFTPの権限を引き渡すでしょうか?」
お客「引き渡すのが当然でしょ?」
業者「”FTP権限は弊社に帰属します。アカウントおよびパスワードの譲渡は出来ません”とか契約書に書いてあったらどうしますか?」
お客「そんなの無効でしょう!」
業者「”FTP権限が弊社に帰属する”という前提での制作料金でしたので、譲渡する場合は追加料金が・・・」
お客「そんな後出しジャンケンが通用するなんて!」
業者「そうならないために、きちんと契約内容を確認しておいたほうがいいですよ」
お客「はい、注意します。(FTPは自分でやる!自分でやる!自分でやる!)」
ウェブサイトの運営において、FTP権限は、賃貸における鍵のような存在です。「鍵を自分で管理するのは紛失しそうで怖い」ではなく「鍵を業者に握られているほうが怖い」と考えましょう。実際には、FTPのアカウントとパスワードを自分と業者で共有し「業者もできるし、自分でもできる」という状況にしておくのが最適です。簡単な修正なら自分でやればいいし、トラブルが発生したら業者に見てもらうとよいでしょう。
失敗しない鉄則(15): FTP権限の扱いについて、事前に業者と話し合って確認しておく。
でも最近は、FTPを使わなくてもページを修正したり追加できる機能があるらしいけど、本当? > 続きは次回にお伝えします。
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